男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は6日にシングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している第1シードの
T・ポール(アメリカ)が世界ランク95位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-4, 6-2のストレートで破り、決勝進出を決めた。この試合中に男が乱入する事案が発生した。
>>アルカラスらマドリッドOP組合せ・結果<<25歳のポールは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4に進出し、2月から3月にかけて行われたアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では準優勝を飾っている。
現在行われているムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)には第14シードとして出場したものの、2回戦で世界ランク112位の
R・サフィウリンにストレートで敗れた。
今大会には第1シードとして出場しており、初戦となった2回戦で同174位の
G・ブランカノ(フランス)、準々決勝で同119位の
J・ロディオノフ(オーストリア)をいずれもストレートで下して4強入りした。
この試合の第1セット、第5ゲームまでに両者2度ずつのブレークを奪い合う展開となる。第6ゲームからはお互いにブレークポイントを与えないプレーをみせ、試合が落ち着いてきたように思われた第9ゲーム、ポールのサービスゲームで30-15となったところで1人の男がコートに乱入し、試合は一時中断となった。
男は大きな声をあげながら、コートの中央に立ち尽くした。関係者が2人がかりで男をコート外に連れ出そうと抱え込むも男は抵抗しその場からなかなか離れなかった。しばらくすると観念したように自ら歩き出し、関係者に連れられコートを後にした。この間、ポールとゴファンはコートの端から様子をうかがっていた。
その後試合はすぐに再開し、思わぬハプニングに見舞われたものの集中力を保ったポールが第9ゲームをキープし、直後の第10ゲームをラブゲームでブレークに成功。このセットを獲得した。続く第2セットもポールは2度のブレークを果たし決勝進出を決めた。
勝利したポールは決勝で第5シードの
A・マレー(イギリス)と世界ランク241位の
H・マイヨ(フランス)の勝者と対戦する。
フランスでは昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で試合中に乱入者がネットに首を括りつける事案が発生している。全仏オープン開幕まで残り約3週間となっているが、選手が安全にプレーできる警備体制が必要となる。
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