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アルカラス「最も過酷な試合の1つ」

カルロス・アルカラスとアレクサンダー・ズベレフ
5時間27分を戦い抜いた両者
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)を6-4, 7-6 (7-5), 6-7 (3-7), 6-7 (4-7), 7-5の5時間を超える死闘の末フルセットで破り、同大会初の決勝進出を果たした。試合後の会見には満身創痍で登場し「キャリアで最も過酷な試合の1つだった」と語った。

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22歳で世界ランク1位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続5度目。最高成績は2024年と昨年のベスト8で、今大会は全豪オープン初優勝に加えて史上最年少での生涯グランドスラム達成を目指している。

準決勝の第1セットでは一度のブレークに成功し先行したアルカラス。第2セットでは先にブレークされるも、ズベレフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックし追いつくと、タイブレークも制し2セットアップとする。

第3セットでは互いにサービスゲームをキープして迎えたゲームカウント4-4の場面でアルカラスの右足に異変が。痙攣のような症状を見せ、メディカルタイムアウトを取得するなどしたが、パフォーマンスが大きく落ちズべレフに2セットオールとされファイナルセットに入った。

ファイナルセットでも第1ゲームで先にブレークを許したアルカラスだったが、ズベレフのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでブレークバックに成功。会場も巻き込んだ追い上げムードのなか、続く第12ゲームでもブレークを奪い、5時間27分の死闘を制した。

満身創痍のなか記者会見に登場したアルカラスは「これまでのキャリアで最も過酷な試合の1つだと思う。今日は互いに限界まで追い込んだ。身体を限界まで追い込み、特にファイナルセットのレベルは本当に、本当に高かった。だからこそ、逆転勝利を収められたことが本当に、本当に嬉しい。この試合は、僕がこれまで勝ち取った最高の試合の中でもトップクラスに位置づけられるだろうね」とコメント。

第3セット中盤に痙攣のような症状が出てから、途中棄権を考えたか問われると「それはまったくない」と答えたアルカラス。『諦める』という選択肢は彼のなかに存在しなかった。

「諦めることが本当に嫌なんだ。あの感覚を、どうにかして避けたい。あの気持ちは絶対に味わいたくない。時々、自分が諦めてる、全く戦ってないと感じる瞬間があるんだ。若い頃は、もう戦いたくない、諦めてしまう試合が本当に多かった。でも成長して、結局その感覚が嫌になった。『まだできる』『あと少し頑張れる』『もう少し耐えられる』って思うと、その感覚や考えが自分を駆り立てる。一歩でも多く、1秒でも長く苦しむこと、1秒でも長く戦うことは必ず報われる。だから最後のボールまで戦い続けるし、どんな状況でも巻き返せると信じている」

勝利したアルカラスは全豪オープン初制覇をかけて、決勝で第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で第2シードのJ・シナー(イタリア)を逆転で下しての勝ち上がり。

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