男子テニスのサルデーニャ・オープン(イタリア/カリアリ、クレー、ATPチャレンジャー)は5日にシングルス準々決勝が行われ、第2シードの
B・シェルトン(アメリカ)が世界ランク125位のG・ゼッピエリ(イタリア)を6-4, 4-6, 7-5のフルセットで下し、ベスト4進出を果たした。
>>シェルトンらカリアリCH組合せ<<昨年全米大学王者に輝き、プロに転向した20歳のシェルトンは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初出場でベスト8進出の快挙を果たす。しかし、その後のツアー大会では初戦敗退、2回戦敗退が続いている。
現在開催中のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では第32シードとして出場したものの、決勝に進出した世界ランク65位の
J・シュトルフ(ドイツ)に6-4, 6-7 (4-7), 5-7の逆転で敗れ2回戦敗退となった。
今大会は第2シードとして出場しており、初戦となった2回戦で同137位の
F・マロジャン(ハンガリー)(ハンガリー)を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで下して8強入りした。
この試合の第1セット、シェルトンは第2ゲームで先にブレークを許すも、第7ゲームでブレークバックに成功。その後、第10ゲームをラブゲームでブレークし先行する。
続く第2ット、両者ともにファーストサービス時のポイント獲得率が80パーセントを超える質の高いプレーを見せキープを続けていく。第8ゲームでシェルトンにこのセット初めてのブレークポイントが訪れるもゼッピエリがこれをしのぎ、逆に第9ゲームでゼッピエリにこのセット初のブレークポイントをものにされ1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット第1ゲーム、シェルトンのサービスゲームで40-0の場面。シェルトンはコート前方から後方に向かって走りながら後ろ向きでボールを打ち、相手の頭上を抜くスーパーショットを披露。これには本人も手を大きく上げ喜び、観客からも大きな歓声が上がった。
これで勢いに乗ったシェルトンは直後の第2ゲームでブレークに成功。第7ゲームでブレークバックを許したものの、最後は第12ゲームをラブゲームでブレークし、ベスト4進出を決めた。
シェルトンは先日のマドリッドオープンのシュトルフ戦でも「年間最優秀ショット候補」とも紹介された、今回と同じような背面からのスーパーショットを披露しており、観客を沸かせていた。
勝利したシェルトンは準決勝で第4シードの
L・ジェレ(セルビア)と対戦する。
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