男子テニスの21歳以下最終戦インテーザ・サンパオロ Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)は10日、レッドグループの第3戦が行われ、第7シードの
D・ストリッカー(スイス)が第6シードの
ツェン・チュンシン(台湾)を4-2, 4-1, 4-2のストレートで破り、3戦全勝で決勝トーナメント進出を果たした。
>>ATPファイナルズ 組合せ・結果<<>>【BJK杯】日本vsウクライナ 対戦表・結果<<21歳以下の最終戦は2017年から始まった大会で、これまで
チョン・ヒョン(韓国)や
S・チチパス(ギリシャ)、
J・シナー(イタリア)らが優勝。昨年は現在世界ランク1位の
C・アルカラス(スペイン)が制覇した。年間の大会獲得ポイント上位8選手が出場し、4名ずつが予選ラウンドロビンを戦い、上位2名ずつが準決勝に駒を進める。
各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。また、試合は4ゲームで1セットとなり、3セット先取のノーアドバンテージ(ゲームカウント3-3でタイブレーク)で競われる。
今大会が初出場となったストリッカーは第1戦で第3シードの
J・ドレイパー(イギリス)、第2戦で第2シードの
L・ムセッティ(イタリア)を撃破。2試合を終えて決勝トーナメント進出を決めていた。
この試合、20歳のストリッカーはファーストサービスが入ったときに83パーセントの確率でポイントを獲得。1度のブレークを許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し、わずか56分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにストリッカーのコメントを掲載し「ここに来て、またベストのプレーをするのは簡単なことではなかった。精神的にも、もちろん明日の準決勝のことを少し考えてしまうからね。でも、うまく対処できたと思う。素晴らしい試合をできたし、自分のパフォーマンスにはとても満足しているよ。今は、明日のことを考えることができるね」と語った。
「今日はサーブがとてもよかったと思う。大きな助けになった。フォアハンドもうまくいったしね。セカンドサーブも良く、そのおかげでラリーで優位に立つことができた。すごくうれしいね。彼(ツェン)はとても素晴らしいプレーヤーであり、素晴らしいライバルだよ。でも、今日の試合にはとても満足している。明日はベストを尽くすよ」
決勝トーナメント進出を決めたストリッカーは準決勝で第5シードの
J・レヘチカ(チェコ)と対戦する。
11日には準決勝2試合が組まれ、決勝進出者が決まる。
決勝トーナメントの組み合わせは以下の通り。
【決勝トーナメント組み合わせ】
B・ナカシマ(アメリカ)(グリーングループ1位) vs ドレイパー(レッドグループ2位)
ストリッカー(レッドグループ1位) vs レヘチカ(グリーングループ2位)
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