男子テニスの21歳以下最終戦Instesa Sanpaolo Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)は9日、グリーングループの第4試合が行われ、第4シードの
B・ナカシマ(アメリカ)が第5シードの
J・レヘチカ(チェコ)を4-1, 4-3 (7-2), 4-2のストレートで破り、2連勝を飾った。
21歳以下の最終戦は2017年から始まった大会で、これまで
チョン・ヒョン(韓国)や
S・チチパス(ギリシャ)、
J・シナー(イタリア)らが優勝。昨年は現在世界ランク1位の
C・アルカラス(スペイン)が制覇した。年間の大会獲得ポイント上位8選手が出場し、4名ずつが予選ラウンドロビンを戦い、上位2名ずつが準決勝に駒を進める。
各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。また、試合は4ゲームで1セットとなり、4セット先取のノーアドバンテージ(ゲームカウント3-3でタイブレーク)で競われる。
昨年大会ではベスト4進出を果たしたナカシマ。この試合ではファーストサービスが入った時に66パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したものの、リターンゲームでは4度のブレークに成功し、1時間8分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナカシマのコメントを掲載し「今日もまたタフな試合になることは間違いないと思っていた。彼(レへチカ)はとても堅実なプレーをする。なので、自分のミスを最小限に抑え、できるだけ最初のボールからアグレッシブにプレーしなければならないと思っていた。今日は、それがうまくできたと思うので、勝ててうれしい」と語った。
「昨日のことが今日はとても役に立った。このコンディションにもだいぶ慣れてきたよ。長い試合をして、コートや観客に慣れるのに時間がかかった。今日は本当にいいプレーができたと思うし、この調子でがんばりたいね」
グリーングループの第2戦でナカシマは第8シードのF・パッサーロ(イタリア)と対戦する。また同日行われた予選ラウンドロビン第2戦では第3シードの
J・ドレイパー(イギリス)が勝利している。
【グリーングループ】
M・アルナルディ(イタリア)0勝2敗
ナカシマ 2勝0敗
レヘチカ 1勝1敗
パッサーロ 1勝1敗
【レッドグループ】
L・ムセッティ(イタリア) 1勝0敗
ドレイパー 1勝1敗
ツェン・チュンシン(台湾) 0勝2敗
D・ストリッカー(スイス) 1勝0敗
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