男子テニスのアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)は8日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第2シードの
D・メドベージェフが対戦。ジョコビッチの4-6, 7-6(8-6)時点でメドベージェフが途中棄権をし、ジョコビッチは2週連続優勝に王手をかけた。
>>ジョコビッチvsチチパス決勝 1ポイント速報<<>>ティアフォーvsフリッツ決勝 1ポイント速報<<前週のテルアビブ・ウォーターゲン・オープン(イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250)で、キャリア通算89個目のシングルスタイトルを手にした35歳のジョコビッチ。
今大会は1回戦で世界ランク81位の
C・ガリン(チリ)、2回戦で同34位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、準々決勝で同18位の
K・ハチャノフをそれぞれストレートで破り、ベスト4進出を決めた。
一方のメドベージェフは前々週のモゼール・オープン(フランス/メッツ、室内ハード、ATP250)で、初戦となる2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)に4-6, 7-6(8-7), 3-6のフルセットで敗退。今大会、1回戦で世界ランク40位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、2回戦で同53位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、準々決勝で同21位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)にストレート勝ちで準決勝へ駒を進めた。
両者は11度目の対戦で、これまでジョコビッチの6勝4敗。昨年はジョコビッチの2勝1敗で、今年は初対戦となる。
お互いにサービスゲームをラブゲームでキープして始まったこの試合、第5ゲームでメドベージェフがラブゲームで先にブレークを奪うも直後の第6ゲームでジョコビッチがブレークバックに成功する。
それでもメドベージェフは第7ゲームで再びジョコビッチのサーブスゲームを破ると、このリードを守って第1セットを先取する。
第2セット、メドベージェフが優勢に試合を進めるなか、ジョコビッチが粘り強いストロークとサーブ&ボレーやスライスを織り交ぜて対抗し、互いにサービスキープが続いてタイブレークに突入。
メドベージェフが1ポイント目でミニブレークを奪うも、ジョコビッチが4ポイントを連取する。メドベージェフが追い上げてポイント5-5と並ぶも、続くポイントでメドベージェフが痛恨のボレーミスを犯し、ジョコビッチがセットポイントを握る。ジョコビッチは1度は逃すも2度目のセットポイントを決めて1セットオールとする。
第2セットが終了した時点でメドベージェフが突然途中棄権を申し入れたため、思わぬ形で試合は終了。ジョコビッチの決勝進出が決まった。
ジョコビッチは2週連続優勝をかけて、決勝で第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で第5シードの
A・ルブレフを4-6, 6-4, 6-3の逆転で破って勝ち上がった。
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