女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、WTA1000)は10日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)は第12シードの
B・ベンチッチ(スイス)に2-6,4-6のストレートで敗れ、ベスト16進出とはならなかった。試合後には敗戦選手では異例のオンコートインタビューを行い、自身の引退について語った。
>>キリオスらナショナル・バンクOPの組合せ<<>>セリーナのエッセイ 内容詳細はこちら<<40歳のセリーナは今大会1回戦で世界ランク57位の
N・パリサス ディアス(スペイン)をストレートで撃破。その後公開された「VOGUE」誌のエッセイで引退について記し「想像を絶するほど辛いこと。終わりたくないけど、同時に次の準備もできている」としていた。
10日、2回戦に臨んだセリーナに対し、入場の段階から観客が声援を送り後押し。しかし試合は3度のブレークを許したセリーナがストレートで敗れた。
試合後、通常なら敗れた選手は荷物をまとめコートを後にし、勝利者インタビューが行われるが、この日はセリーナのインタビューを敢行。エッセイの内容について語るとともに、トロントでの同大会に別れを告げた。
「多くの感情が入り混じった試合だった。私はここでプレーすることが大好き。もっといいプレーができたらよかったんだけど、今日はベリンダ(ベンチッチ)がとてもいいプレーをしてくれた。面白い24時間だった。記事(エッセイ)にも書いたけど、私はさよならが苦手なの。でも、さよならトロント」
勝利したベンチッチは3回戦で第8シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。ムグルサは2回戦で世界ランク31位の
K・カネピ(エストニア)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)、第6シードの
A・サバレンカ、第7シードの
J・ペグラ(アメリカ)、第15シードの
S・ハレプ(ルーマニア)らが16強入りを決めた一方、第2シードの
A・コンタベイト(エストニア)、第4シードの
P・バドサ(スペイン)、第5シードの
O・ジャバー(チュニジア)らが姿を消している。
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