男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は8日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク44位の
E・ルースブオリ(フィンランド)が同322位の
S・ワウリンカ(スイス)を6-3,3-6,6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
>>大坂らナショナル・バンクOPの組合せ<<>>西岡、メドベージェフらナショナル・バンクOPの組合せ<<同大会は現地時間8日の12時に1回戦がスタートする予定だったが、雨天による悪天候のため試合開始が約4時間延期され、16時スタートとなった。ルースブオリとワウリンカの一戦は第1試合に組まれていたものの、初日から大きく進行スケジュールに遅れが発生している。
この試合、ルースブオリは1度ブレークを奪い第1セットを先取するも、第2セットではファーストサービスが入ったときに57パーセントの確率でしかポイントを奪えず、ストローク戦で苦戦。元世界ランク3位のワウリンカに2度のブレークを奪われセットカウント1-1に追いつかれた。
それでも、ファイナルセットでは3本のサービスエースを決めるなどブレークを許すことのないプレーを披露。リターンゲームではワウリンカのセカンドサービスから積極的な攻めを展開し第6ゲームでブレークに成功し、そのリードを守りきって2時間10分の熱戦をものにした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには勝利した23歳のルースブオリのコメントが掲載された。
「僕はスタン(ワウリンカ)を見て育ってきたし、とても尊敬しているんだ。彼は、今でもタフなプレーヤーで多くの人にインスピレーションを与えている。この試合は本当に楽しかったし、夢が叶ったようなものだったよ」
ルースブオリは2回戦で第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のためフルカチュはこの試合が初戦となる。また、両者は前週のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)2回戦でも顔を合わせており、そのときはルースブオリがストレートで勝利した。
2回戦についてルースブオリは「先週の試合は僕にとって良い試合だったんだけど、彼はベストではなかったね。彼はきっと熱くなってくるし、研究してくると思う。彼はトップ10レベルのプレーヤーで、勝つためには自分のベストを尽くす必要があるんだ」と話した。
敗れた37歳のワウリンカはこれでツアー3大会連続の初戦敗退で、今季の成績は3勝7敗となった。
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