女子テニス協会のWTA公式サイトは10日、世界ランク3位の
A・サバレンカのコメントを掲載。ロシアによるウクライナ侵攻に母国のベラルーシが関わる現状について自身の思いを明かした。
>>大坂vsスティーブンス ポイント速報<<>>大坂、サバレンカらBNPパリバOP組み合わせ<<BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)には第3シードとして出場を予定していたサバレンカだったが、世界ランク1位の
A・バーティ(オーストラリア)が欠場を表明すると、同2位の
B・クレチコバ(チェコ)もドロー発表後に棄権を発表。第2シードながらトップシードとして大会に参戦することとなった。
大会が開幕するにあたり記者会見に臨んだサバレンカは、母国ベラルーシがロシアを支援しているとして、ロシアと同様に国旗や国歌の使用が禁止されている現状について、自身の思いを述べた。
「正直なところ、今は携帯電話をあまり見ないようにしている。毎回、平和を祈るばかり。私はウクライナの選手たちから何も悪い印象は受けていない。彼女たちとは今でも話をしていて友達なんだけど、今はみんなが心配しているだけなの。選手村の中が本当にハッピーかというと、そうでもない。昔みたいに誰も幸せになってない。みんな本当に心配しているけど、それでも互いに話している。対立してはいないの」
「私は(ウクライナ支援のリボンを)身につけることができる。着けていて悪い気はしない。人々は私たちのサポートを必要としていると感じている。ただ、私たちが本当に心配していることを理解してほしい。『悲しい』という言葉さえも適切ではないと思う。私たちは皆、彼らのことを気にかけていて、最善と平和を願っている」
今大会はシード勢が1回戦免除のため2回戦から登場。サバレンカは初戦で世界ランク46位の
J・パオリーニ(イタリア)と同127位のK・ボールター(イギリス)のどちらかと対戦する。
BNPパリバ・オープンの第3シードは
I・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードは
A・コンタベイト(エストニア)、第5シードは
M・サッカリ(ギリシャ)、第6シードは
P・バドサ(スペイン)、第7シードは
Ka・プリスコバ(チェコ)、第8シードは
G・ムグルサ(スペイン)。
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