男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク123位の
J・ヴェセリ(チェコ)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、2020年以来2年ぶり10度目のベスト4進出を逃した。
>>ジョコビッチらドバイ選手権 組合せ・結果<<>>西岡vsメドベージェフ 1ポイント速報<<ジョコビッチは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に照準を合わせていたが、オーストラリア政府に入国が認められず、同大会を欠場。
昨年11月の国別対抗戦デビスカップ ファイナルズ(スペイン/マドリッド、室内ハード)以来、約3カ月ぶりの公式戦出場となった今大会では1回戦で世界ランク58位の
L・ムセッティ(イタリア)、2回戦で同26位の
K・ハチャノフをストレートで下していた。
大会6度目の制覇を狙うジョコビッチは第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許す。第4ゲームでブレークバックに成功するも第7ゲームで再びブレークを奪われ先行される。第2セットでも先にブレークを許したジョコビッチだったが、第10ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込む。しかし、タイブレークでは2度のミニブレークを許し、1時間57分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載し「選手のために、コートに素晴らしい雰囲気を作ってくれた観客に感謝したい。観客は僕を応援してくれたけど、残念ながら今日は僕の日じゃなかった」と語った。
「彼は僕よりいいプレーをしていたよ。サーブも良かったし、ゲーム全体が素晴らしかった。ビッグショットが必要なときに、彼はそれをやってのけた。自分ももっと高いレベルでプレーすることを期待していたけど、彼(ヴェセリ)の功績だよ」
勝利したヴェセリは準決勝で第6シードの
D・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは準々決勝で世界ランク99位の
R・ベランキス(リトアニア)を7-6 (7-4), 6-3のストレートで破っての勝ち上がり。
同日には第2シードの
A・ルブレフと第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)がベスト4進出を果たしている。
また、同大会でジョコビッチが4強入りを逃したため、現在行われているアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)でベスト8進出を果たしている
D・メドベージェフが2月28日付の世界ランクで1位に立つことが決定。ジョコビッチ、
R・ナダル(スペイン)、
R・フェデラー(スイス)、
A・マレー(イギリス)のビッグ4以外がトップに立つのは約18年ぶりとなった。
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