男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は12日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第2シードの
A・ルブレフを6-7(5-7), 6-4, 6-2の逆転で下し、自身9度目となるツアー大会での決勝進出を決めた。
>>ABNアムロ世界テニス・トーナメント組み合わせ<<>>西岡らデルレイビーチOP組み合わせ<<第1セット、互いにブレークを許さずに迎えた第12ゲームでオジェ アリアシムは4度のセットポイントを握るも、ルブレフがこれを凌いでタイブレークに突入。ルブレフは4-5から3ポイントを連取して先行する。第2セットもサービスキープが続く拮抗した展開のなか、オジェ アリアシムが第9ゲームでブレークに成功して均衡を破り、1セットオールとする。
ファイナルセットに入ると、オジェ アリアシムがルブレフのサービスゲームで攻勢をかけ、第3ゲーム、第5ゲームでブレークに成功し、試合時間2時間21分で勝利を掴んだ。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載され、これまで0勝2敗だったルブレフに勝利したことを「いつも負けていた相手、特にトッププレーヤーに勝つと、ちょっとしたマイルストーンになるし、とても素晴らしい気分になる。自分のプレーが向上したこと、より完璧なプレーヤーになったことを示すものだと思う」と語った。
「今日も必要なときに良いサーブを打つことができた。特に第2セットの終盤ではいいショットが出た。そしてアンドレイのような選手に対して、あのようにフィニッシュできたことは素晴らしいことだ。第3セットは、今週のベストのひとつだよ」
またこれまでツアー大会の決勝では8戦全敗とタイトルに手が届いていないオジェ アリアシム。決勝に向けては、「僕自身は悔いのないようにプレーをし、最高のインテンシティと集中力を発揮して全力を尽くすだけだよ。結果はこれからだけど、やり遂げる自信はある」とコメントした。
オジェ アリアシムは決勝で、第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。両者は8度目の対戦で、これまでチチパスの5勝2敗。直近5回の対戦ではいずれもチチパスが勝利している。
悲願のツアー初タイトルを目指すオジェ アリアシムと、昨年のモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来、10ヶ月ぶりの優勝を狙うチチパスによる決勝は、日本時間13日23時半(現地13日15時半)以降に開始予定。
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