男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会3日目の16日、シングルスの予選ラウンドロビン「レッドグループ」の第2戦が行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第2シードの
D・メドベージェフに3-6,7-6 (7-3),6-7 (6-8)のフルセットで敗れ、ラウンドロビン1勝1敗となった。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<>>アクロンWTAファイナルズ 組合せ<<Nitto ATPファイナルズは、年間の大会獲得ポイント「RACE TO TURIN」の上位8選手が出場するシーズン最後の大会。
4選手ずつグリーングループとレッドグループに分かれて3セットマッチによる総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。
第1セット、第1ゲームで2度のブレークチャンスを握ったもののブレークできなかったズベレフ。直後の第2ゲームでブレークを許し3ゲーム連取されると先行を許す。しかし、第2セットではファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得。お互いにサービスキープが続き、タイブレークにもつれ込むとズベレフが4ポイント連取に成功しセットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセットでもお互いにサービスキープが続きタイブレークに突入する。序盤で4-2とリードしたズベレフだったが、そこから4ポイント連取されると3本のマッチポイントを握られ、2時間35分の激闘の末に力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにズベレフのコメントを掲載し「正直に言うと、僕らはグループを通過する可能性が非常に高いと思う。これは他のトーナメントとは違う。僕はまだトーナメントに残っていて優勝のチャンスもあるし、自分でもそう思っている。もちろん、勝ちたかったのは間違いない」と語った。
「第3セットのタイブレークで8-6で負けてしまったけど、トーナメントはまだ終わっていないよ。でも、(試合内容は)よかったと思う。2人ともかなりいいプレーができたと思うね」
また、ズベレフは第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)との第3戦についてもコメントした。
「僕は2セットで勝ち3セットで負けたので、もし彼(フルカチュ)に勝てば、とてもいい位置になると思う。もうプレーする準備はできているし、それが僕にとって決定的な試合になると思うよ。興奮しているし楽しみにしている。すべては僕の手にかかっている、そんな感じだね」
「レッドグループ」にはそのほかに第6シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)と第7シードのフルカチュがいたが、第2戦を前にベレッティーニが棄権を発表。補欠として出場した第9シードの
J・シナー(イタリア)はフルカチュとの第2戦ではストレート勝ちを収めている。
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