テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は11日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランク150位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)が同73位のL・フェルナンデスを6-4,6-3のストレートで破り、四大大会出場2大会目で初制覇を達成した。試合後の会見では「最後まで諦めずに頑張れたことを誇りに思っている」と語った。
>>ジョコビッチvsメドベージェフ 1ポイント速報<<全米オープンでは1999年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)と
M・ヒンギス(スイス)以来22年ぶりとなる10代対決となった決勝戦。18歳のラドゥカヌはファーストサービスが入ったときに69パーセントの確率でポイントを獲得。19歳のフェルナンデスに2度のブレークを許したものの、自身は強烈なリターンエースを決めるなどで4度のブレークに成功し、1時間51分で悲願を達成した。
会見では「レイラ(フェルナンデス)は信じられないようなテニスをしていて、今週はトップ10の多くを倒している。非常に難しい試合になると最初から思っていた。ただ、1ポイントにできるだけ集中するようにしていた。本当に素晴らしい戦いがいくつもあった。2セットともかなりの逆境に直面して、深く掘り下げなければならなかったけど、最後まで諦めずに頑張れたことを誇りに思っている」と述べた。
「夢のような話。選手はみんな、自分がファミリーボックスに入って、みんなとハグして祝福する姿を思い浮かべると思う。それはいつも考えていることで、そのために努力していることでもある。そして実際にその瞬間を迎えることができてここにいるチーム、母国にいるチーム、この旅を支えてくれたすべての人に感謝したい」
予選3試合を戦い本戦入りした今大会。ラドゥカヌは予選を含めた10試合で1セットも失うことなく、また、1セットもタイブレークにもつれることもなく完全制覇を成し遂げた。
「たとえスコア上は1セットも落とさなかったとしても、すべての試合で多くの逆境に直面したと思う。ゲーム中のポイントの動き、長いデュースゲームがたくさんあった。それを乗り越えることが重要なの。この大会では、必要なときに必要なだけ押さえることができたと思う。だからこそ、すべての試合が非常に難しかったにもかかわらず、1セットも落とさなかった」
全米オープンを制した18歳は最後に「今は、将来のことや予定などを一切考えずに、ただひたすらスイッチを入れる時だと思っている。私には何の手がかりもない。今は何の心配もなく、人生を楽しんでいきたい」と笑顔で語った。
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