国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

内山靖崇 Uchiyama Cup語る

内山靖崇
内山靖崇
画像提供: tennis365.net
男子テニスで世界ランク119位の内山靖崇は、2021年9月に自身が主催するUchiyama Cup(北海道/札幌、ハード)についてtennis365.netのインタビューで語ってくれた。

>>錦織ら東京オリンピック対戦表<<

>>錦織vsルブレフ 1ポイント速報<<

Uchiyama Cupは、全日本テニス選手権大会(東京/有明、ハード)、全日本室内テニス選手権大会(京都/島津、室内ハード)に次ぐグレードの国内大会。賞金総額は300万円。本来であれば2020年に開催する予定であったが、新型コロナウイルスの影響により1年延期となった。

内山は「去年は新型コロナウイルスの影響で開催ができなかったが、ITFフューチャーズにして、将来的にはATPチャレンジャーにしたいビジョンがあります。その中で大会運営など自分がやったことのないものを含めて、国内大会としてスタートし、国際大会にステップアップしていきたい構想を描いていました。でもコロナウイルスで日本のプロ選手たちの状況が大きく変わってしまいました」と述べた。

世界中で蔓延する新型コロナウイルスに関しては「日本を含め、アジア圏での国際大会が開催がされていないため、海外を転戦していた日本のプロ選手が選手活動を行うことが難しくなっています。プロが苦しんでいる中、いくらジュニアに対して将来プロを目指して欲しいと思っても、プロが輝ける状況になければ、目指したくても目指すことが難しくなってしまう。そう思った結果、初年度から国際大会での開催を目指そうと準備をしていましたが、国際大会での開催は断念せざるを得ない状況となりました」と内山は話した。

幼い頃にエキシビションマッチを観戦したことでプロへの憧れが生まれたと明かした内山は、地元北海道の札幌平岸庭球場(コート20面)での開催を決意。

「札幌でプロの大会が2015年以降行われておらず、それを観戦する機会がジュニアの選手たちに与えられていない。上達する上でプロの選手のプレーを観る、一緒にプレーすることは大事なこと」

「この大会を通して、地元のジュニア選手にプロの試合を観てほしい。日本のプロ選手にATPポイントを獲得するチャンスを与えたい。この2つをコンセプトとして、来年は国際大会で開催したい」

トーナメントディレクターを務める内山は「自分がジュニアの立場だったら、実際に試合を観た選手のプレーや言葉が響くと思う。そういった大会になるように力を注ぎます。しかし今年も最後までコロナウイルスの状況次第です」と語った。

「日本で大会がたくさんあれば、移動の経費も抑えられ、そのお金をコーチやトレーナーを雇う費用に使える。日本で大会たくさん大会が行われる事は日本テニス界発展のためには必要な土台になると思います」

「1番は資金集め」と大会を作り上げる上で大変だったことを明かした内山は、「新しく新設する大会なので、今はどんな大会なのかあまり知られていないですし、実績がまだないので、企業の方に伝えるのが難しいです」と語った。

「0からのスタートなので、最初は情報集めから。実際に大会を開催したことがある人に色々な話を聞いて、何が必要なのか、どういった準備をしてきているのか、そういう情報をたくさん集めて、少しでも理想に近づければと思いました。自分で営業しに行くこともあるし、サポートスタッフに協力していただくこともある。自分も日本にずっといる立場ではないので、そこは協力してもらいながら作り上げました」

大会開催に際して内山は、重要であるスポンサー探しにも苦労したことも口にした。

「いくつか協賛や協力頂ける企業はあります。それでも厳しいのが現状です。赤字になっても仕方ない。赤字を削って大会の魅力が下がるよりは、赤字が出ても選手やお客さんにとって魅力のある大会を作る方が大切。赤字が出たら自分でなんとかするつもりです」

「テニスの大会は主催者とスポンサーが大会を作って、出来上がった大会に選手が参加する。そして、試合をファンが観に行く、もしくはインターネットやテレビ越しに観戦する形。でも、そこをもっとファン目線で作り上げたい。主催者ありきではなく、ファンの方がこういうのほしい、こういうのがあるとうれしい、この角度から試合が観れたらうれしい、こういうものが会場に売っていたらうれしいなど。そういったものをファンの皆さんと一緒に作っていけたらいいと思い、オンラインサロンを開設しました」

また日本で開催されるテニスの大会は、テニス界の世界トップ100の選手を多く輩出している国であるアメリカ、イタリア、スペイン、フランスの4カ国に比べると圧倒的に少ないと明かした内山。日本では11回の開催だが、この4カ国では40~60近い大会が行われている。

その環境の差についても触れた内山は、「日本での大会はわずか11であり、この4カ国と大きな差がある。さらにヨーロッパは自分の国で大会が無くても陸続きであるため、国外の大会に参加しやすく、車で数時間で行くことも可能です。
圧倒的に不利な面もあります。多くの試合を経験できるヨーロッパの環境では若手に多くのチャンスがあるため、どんどん良い若手が出てくる。将来的には日本もそのようになって欲しい」と明かした。

最後にコロナウイルスの影響でプロでは無観客試合、ジュニアでは試合が開催できないことが続いていることにも触れ、「練習するよりも、多くの試合をした方が、感じることも多い。それは選手たちがコロナ禍でより感じていると思います。いくら練習しても試合がないと自分がどれだけ強くなっているかも、課題も生まれない。だから、とにかく試合をたくさんすることが大切」と苦しい状況を明かした。




■関連ニュース

・錦織との不平等にジョコ不満
・錦織「またコイツに負けた」
・大坂 なおみ、失格ジョコに言及

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2021年7月22日21時18分)

その他のニュース

10月7日

17歳の木下晴結が全日本16強 (22時20分)

大学生の田中佑が全日本16強 (20時21分)

ディミトロフ 接戦制し3回戦進出 (18時02分)

大坂なおみ ジャパンOP欠場 (16時49分)

綿貫陽介、次戦はフリッツ (15時33分)

テニスシューズ選ぶならアシックス (13時36分)

伊藤竜馬 現役ラストの全日本で16強 (12時22分)

大坂なおみ 世界ランク日本勢トップに返り咲き (12時02分)

シナー&アルカラス 上海マスターズ16強へ (8時24分)

ガウフ、チャイナOP初V (7時21分)

10月6日

18歳・本田尚也が初戦突破「緊張した」 (20時22分)

18歳の西村佳世 全日本16強入り (19時41分)

日比野菜緒/二宮真琴ペア 惜敗で準V (19時09分)

メド辛勝「テニスは面白い」 (18時33分)

内島萌夏 予選突破し2週連続本戦へ (15時32分)

西岡良仁 ツアー離脱を発表 (10時43分)

ズベレフ 強さ見せつけ快勝 (9時09分)

ジョコ 接戦制し初戦突破 100勝狙う (8時21分)

10月5日

全日本選手権男子 川橋勇太ら初戦突破 (20時26分)

全日本選手権女子 小堀桃子ら初戦突破 (19時39分)

アルカラス 死闘から中2日も快勝 (18時45分)

伊藤竜馬 引退大会で劇的勝利 (17時07分)

ダニエル太郎 世界1位シナーに完敗 (16時39分)

綿貫陽介 シード撃破し初の3回戦へ (15時45分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎vsシナー (15時14分)

【1ポイント速報】綿貫陽介vsナカシマ (14時00分)

チャイナOP 4強出揃う (8時00分)

メド「上海が大好き」3回戦へ (7時00分)

10月4日

第99回全日本選手権が開幕 (20時44分)

女王 3年支えたコーチと別れ (19時38分)

シェルトン、シャポ下し初戦突破 (18時21分)

錦織圭 チチパスに敗北、足首痛める (17時04分)

【1ポイント速報】錦織圭vsチチパス (15時04分)

【1ポイント速報】シェルトンvsシャポバロフ (13時32分)

綿貫陽介「半年分 思い詰まった試合」 (11時55分)

西岡良仁「体の限界はきてた」 (9時34分)

ワウリンカ「今年最高の試合」 (7時52分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!