男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は17日、グループ・ロンドン2020の予選ラウンドロビン第2戦が行われ、第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第7シードの
A・ルブレフ(ロシア)を6-1, 4-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り、今大会初勝利をあげた。試合後には「難しい戦いだった」と熱戦を振り返った。
>>ATPファイナルズ組み合わせ表<<この試合、チチパスは4本のサービスエースを決めるなど、ファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。ルブレフに1度もブレークチャンスを与えることなくわずか19分で第1セットを先取する。第2セットを落としたチチパスだったが、ファイナルセットのタイブレークではルブレフのマッチポイント凌ぐと、1時間55分の激闘の末に勝利した。
昨年の同大会で優勝を果たし、2連覇を狙うチチパスのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載されている。
「もっと集中し、必要な時に攻めるようにしなければいけない。難しい戦いだったけど、リターンではもっとプレッシャーをかけて、コートの中で深くプレーすることができたと思う。でもルブレフは本当にスマートに、そして成熟したプレーをしていたんだ」
予選ラウンドロビン1勝1敗としたチチパスは準決勝進出をかけて、第3戦で第2シードの
R・ナダル(スペイン)と顔を合わせる。ナダルは第2戦で第3シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦したがストレート負けを喫しており、チチパスと同じ1勝1敗で第3戦に臨むこととなった。
「次の試合は僕にとって、より強く戦い、コートの上でベストを尽くすチャンスだと思う。体力的な努力が必要になることはわかっているし、多くの痛みや苦しみを経験しなければならない。難しい試合になるだろう。攻撃的なテニスをしようと思っている。ラファ(ナダル)相手にディフェンシブなプレーはできない。ラリーをプレーするようにして、プレッシャーをかけて、良いサービスを打つようにするんだ。それがラファを相手にしたいプレーだよ。彼と対戦するときは誰もがこのようなプレーをしなければならないと思う」
「僕はただしっかりしないといけないんだ。そうでなければ勝てない。それは分かっている。僕は強くスタートして、さらに強くフィニッシュしなければならない」
また、チチパスがこの試合に勝利したため同グループのティームが準決勝進出を確定。予選ラウンドロビン2敗となり敗退が決まったルブレフは第3戦でティームと対戦する。
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ東京1970】N・ジョコビッチ(セルビア)(セルビア) 1勝0敗
D・メドヴェデフ(ロシア) 1勝0敗
A・ズベレフ(ドイツ)(ドイツ) 0勝1敗
D・シュワルツマン(アルゼンチン)(アルゼンチン) 0勝1敗
【グループロンドン2020】R・ナダル 1勝1敗
D・ティーム 2勝0敗
S・チチパス 1勝1敗
A・ルブレフ 0勝2敗
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