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マレー“覚醒”の2016年に注目

アンディ・マレー
2016年のマレー
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトは15日、世界ランク129位のA・マレー(イギリス)が同ランク1位を初めて獲得した2016年の活躍に注目した。

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当時29歳で世界ランク2位だったマレーの快進撃は5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)からスタート。G・シモン(フランス)T・ベルディヒ(チェコ)R・ナダル(スペイン)らを破り決勝に進出。当時世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの準優勝を飾った。

マドリッド・オープンからシーズン終了までマレーは70試合で65勝をあげ、13の大会で12度の決勝に駒を進めることとなる。

10月に開幕したロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、 室内ハード、ATP1000)準決勝でM・ラオニッチ(カナダ)を下し初の世界ランク1位となったマレーは、決勝でJ・イズナー(アメリカ)を破りタイトルを獲得した。

ラオニッチとの試合後、マレーは「1位になるためには今日のことだけじゃなく、このステージにたどり着くまでの12カ月間のトーナメントが必要だった。この数カ月は僕のキャリアの中で最高のもので、1位になれたことをとても誇りに思っている」と語っていた。

その後11月に行われたATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)では決勝でジョコビッチに勝利し、年間最終ランク1位でシーズンを終えた。マレーは試合後「これまでに何度も負けているんだ。何度も負けているけど、今日は優勝できてうれしいよ。1年を1位で終えることは、とても特別なことだ。予想もしていなかった」と喜びを表していた。

最終的にマレーは2016年だけで9つのタイトルを獲得。翌年は股関節の負傷の影響もあり、本来のパフォーマンスを維持することができず、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)準々決勝でS・クエリー(アメリカ)に逆転で敗れるとシーズンの終了を発表した。

<2016年にマレーが獲得したタイトルは以下の通り>

BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッド クレー、ATP1000)

フィーバー・ツリー・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン 、芝、ATP500)

ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)

リオオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード、オリンピック)

チャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)

ロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)

エルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内 ハード、ATP500)

ロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、 室内ハード、ATP1000)

ATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)

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(2020年7月16日16時07分)

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