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悲願の地元Vを特集「特別」

スタン・ワウリンカ
2017年のワウリンカ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのATP公式サイトは18日、世界ランク17位のS・ワウリンカ(スイス)を特集した。2016年と2017年のバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー 、ATP250)について本人のコメントとともに紹介している。

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現在35歳のワウリンカは、同大会が開催されるジュネーブから車で1時間ほどのローザンヌで誕生した。ワウリンカにとってバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーヴ・オープンは地元の大会となっている。

2016年、ワウリンカは同大会に第1シードとして出場。初戦の2回戦でA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、準々決勝でP・カレノ=ブスタ(スペイン)をストレートで下すと、準決勝ではL・ロソル(チェコ)をフルセットで破り決勝に駒を進めた。

最後は第3シードのM・チリッチ(クロアチア)に6-4, 7-6 (13-11)のストレートで勝利し、悲願の14個目のシングルスタイトルとともに地元のトロフィーを獲得した。

ワウリンカは当時「このような大会を終えて、スイスでトロフィーを取ることができて夢のようだ。このジュネーブで優勝するのは特別なこと。ファンは最高で騒がしいくらいだった。マリン(チリッチ)は素晴らしい選手。最後までプレッシャーをかけてきた。僕も最後まで良いプレーができて良かったよ」と語っている。

同年には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制するなど世界ランクも自己最高タイの3位を記録した。

また、翌年の2017年にはバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーヴ・オープンで連覇を達成。S・クエリー(アメリカ)A・クズネツォフ(ロシア)M・ズベレフ(ドイツ)を破っている。

「スイスで2つ目のタイトルだ。とてもうれしいし、僕にとっては他の選手よりも意味のあるもの。僕が優勝した瞬間に娘がスタジアムにいるのは初めてのことだし、それがさらに特別な演出になっているね」

その後は肩や背中の負傷に悩まされ、一時は世界ランク260位台に落ちるなど苦しい時期を過ごしたワウリンカだったが、現在は17位にまで回復。今シーズンは開幕戦の1月のカタール・ エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ 、ハード、ATP250)で4強入りを果たすと、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではD・メドヴェデフやJ・イズナー(アメリカ)らを破りベスト8入りを飾るなど復活を遂げている。

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(2020年5月19日16時44分)

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