男子プロテニス協会のATP公式サイトスペイン語版は9日に元世界ランク1位の
J・C・フェレーロ(スペイン)のインタビューを掲載した。マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、屋内ハード、ATP1000)での優勝の経験について語っている。
【ダニエル 太郎】前編、ジョコビッチやナダルらに挑むときの考え方とは>>YouTube テニス365チャンネル<<シングルスでキャリア通算16度の優勝を誇るフェレーロは2003年、23歳のときにマドリッド・オープンで同大会初優勝。スペイン出身選手で初めてマドリッド・オープンを制した選手となった。
インタビューでは、現在のレッドクレーとは異なり屋内ハードコートで戦っていた当時のマドリッド・オープンのことが中心に掲載。フェレーロは「ホームでプレーし、世界1位。勝つことにおいてはかなりの自信になっていた。1回戦で
W・フェレーラ(南アフリカ)と対戦し、負けそうになりながらもタフな試合を制したことは覚えている(試合は6-3, 2-6, 7-6 (7-4)で勝利)」と回想した。
「2003年は最高のシーズンだった。マドリッドで優勝したことは僕にとって大きな意味があった。非常に高いレベルでプレーできて速いサーフェスで結果が出ていた」
フェレーロは2003年シーズンだけで4つのタイトルを獲得。マドリッド・オープンの他にモンテカルロ・マスターズ( モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、バレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、 ハード、ATP250)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制した。
そしてフルセットで勝利したマドリッド・オープン準決勝の
R・フェデラー(スイス)戦に言及している。
「マドリッドでの勝利はその最高潮だったと思う。そしてロジャーとの試合が最も難しかった。マドリッドのサーフェスと屋根があるコート。僕が勝つのは本当に難しい挑戦だと思う。それまでにも何度か対戦していたが、ほとんどが早いサーフェスだった。互いに良く知っていたし、その時は僕が1位で彼が3位。非常にレベルが高く、難しかった」
最後に現在のマドリッド・オープンのサーフェスについて語っている。
「遅めのコートでプレーする事実だけ見ればスペイン人にとってはやや有利と言えるだろう。地元選手が決勝に到達できる確率はより高くなったはず。大会は日々進歩しているし、改善されている。今後はより良い大会に変わっていくだろう」
今シーズンのムチュア・マドリッド・オープンは新型コロナウイルスの影響により中止が決定。本来であれば10日に男子シングルス決勝が行われる予定だった。
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