男子テニスのNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は17日、シングルス決勝が行われ、第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第5シードの
D・ティーム(オーストリア)を6-7 (6-8), 6-2, 7-6 (7-4)の逆転で下して大会初優勝を果たし、有終の美を飾って今シーズンに幕を下ろした。
>>ATP最終戦の組み合わせ表<<決勝戦、チチパスはタイブレークの末に第1セットを落としたが、第2セットは今年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝を飾ったティームを圧倒してセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットは両者1度のブレークからタイブレークへ突入。試合を通して強打を貫いたチチパスが2時間35分におよぶ死闘を制した。
21歳のチチパスは8月のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)から5大会連続の初戦敗退を喫していたが、今大会の優勝で今季3勝目、キャリア通算4勝目をあげた。
また、今シーズンだけで
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
R・フェデラー(スイス)のBIG3を倒す活躍を見せた。
一方のティームは、予選ラウンドロビンで第2シードのジョコビッチと第3シードのフェデラー、準決勝では昨年覇者で第7シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を破ったが、惜しくも大会初優勝とはならなかった。
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