テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は12日、男子シングルス準決勝が行われ、第23シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 6-4, 4-6, 2-6で敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の記者会見でバウティスタ=アグは「自分のテニスに満足している」と語った。
>>フェデラーvsジョコビッチ 1ポイント速報<<この日、ブレークチャンスを握ることができないまま第1セットを落としたバウティスタ=アグだったが、第2セットではミスを連発するジョコビッチを攻め立て第3ゲームでこの試合初のブレークに成功。セットカウント1-1に追いつく。
第3セットでは第6ゲームでブレークを許すと、第7ゲームでは2度のブレークチャンスを決め切ることができずにセットカウント1-2と追い込まれる。続く第4セットでも2度のブレークを許し、2時間49分の熱戦の末に力尽きた。
試合後の記者会見で31歳のバウティスタ=アグは「テニス人生での経験は、僕をより良い選手にしてくれたし、次はもっと良いテニスができるようにしてくれた。全てのことがより良い選手にしてくれている。今日の試合でもたくさんの経験があった。多くの新しい状況もあったし、新しい感情もあった。自分のテニスにも満足しているし、ここウィンブルドンでの結果も満足している」と満足感を語った。
世界ランク22位のバウティスタ=アグは今大会、1回戦で世界ランク121位の
P・ゴヨブジク(ドイツ)、2回戦で同221位の
S・ダルシス(ベルギー)、3回戦では第10シードの
K・ハチャノフ(ロシア)、4回戦で第28シードの
B・ペール(フランス)を全試合ストレート勝ちをおさめ8強入り。準々決勝では第26シードの
G・ペラ(アルゼンチン)を7-5, 6-4, 3-6, 6-3で破り、ベスト4へ駒を進めていた。
一方、2連覇と5度目のウィンブルドン優勝に王手をかけたジョコビッチは、決勝で第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは準決勝で第3シードの
R・ナダル(スペイン)を下しての勝ち上がり。
「ウィンブルドンテニス」
歴史と伝統を誇るウィンブルドンテニス。グランドスラム通算20勝のフェデラー、昨年の覇者ジョコビッチがさらなる記録へ挑む。
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