テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は３０日、女子シングルス２回戦が行われ、第１シードの大坂なおみが世界ランク４３位のＶ・アザレンカ（ベラルーシ）を4-6, 7-5, 6-3の逆転で破り、２年連続３度目の３回戦進出を果たした。試合後の会見では「彼女（アザレンカ）が疲れるのを待っていた」と明かした。

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第１セットを落とした大坂は、第２セットでゲームカウント２－４と追い込まれたが、第８ゲームでブレークバックに成功すると徐々にリズムをつかみ、第１１・第１２ゲームを連取。ファイナルセットはゲームカウント５－１とリードすると主導権を握り、２時間５０分におよんだ新旧女王対決を制した。

大坂は「第２セットの後半とファイナルセット、彼女は疲れていたと思う。その時、ギアを上げて早くポイントを取り始めた時だった」と振り返った。

第１セットについては「混乱していた。後半に少し巻き返したけど、アザレンカが私を圧倒していた。私はポジティブに続ける方法を探してた」と述べた。

「コートに入った時、彼女に支配された感じがあった。短いポイントばかりだった。『もっと攻撃的にいかなければいけない』と思った。不調でも試合を勝ち続けなければならないのは、とても大変なこと。今日は精神と体が、どちらも同じくらい大切だった」

３回戦では、世界４２位のＫ・シニアコバ（チェコ）と対戦する。シニアコバは２回戦で第２９シードのＭ・サッカリ（ギリシャ）を下しての勝ち上がり。

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