男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は27日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
錦織圭は第7シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)に4-6, 6-3, 5-7のフルセットで敗れ、惜しくも2016年来3年ぶり4度目の決勝進出とはならなかった。
>>ティームvsメドヴェデフ 1ポイント速報<<今シーズン、錦織は1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約3年ぶりのツアー制覇、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト8へ進出した。
しかし、2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)から4大会連続で早期敗退。前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では今季クレー初戦で黒星を喫し、今大会へ不安を残していた。
迎えた初戦で世界ランク58位の
T・フリッツ(アメリカ)を下すと、3回戦では第16シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)に快勝。準々決勝はラッキールーザーで本戦入りした同104位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)をストレートで振り切り、4強へ駒を進めた。
準決勝では、過去2勝1敗のメドヴェデフと激突。激しいラリー戦の末、錦織は惜敗した。
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデルの公式サイトには錦織の会見コメントが公開されている。
2時間24分の激闘の末に力尽きた錦織は「今日の試合も内容はよかった。どっちに転んでもおかしくない試合だった。自信にはなりました」と不調の時期を乗り越え、復活への手応えを得ていた。
今後はムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)、そして全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場予定。
「大事な大会なので、今のプレーを続けて入ればチャンスはあると思います。クレーの感覚はつかめてきているので、楽しみは楽しみです」
一方、錦織との激闘を制したメドヴェデフは、決勝で第3シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準決勝で第1シードの
R・ナダル(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
メドヴェデフとティームの決勝は、日本時間28日の23時(現地28日の16時)以降に開始予定。
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