テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス4回戦が行われ、第14シードの
S・チチパス(ギリシャ)が3連覇と7度目の優勝を狙っていた第3シードの
R・フェデラー(スイス)を6-7 (11-13), 7-6 (7-3), 7-5, 7-6 (7-5)の逆転で破り、四大大会初のベスト8進出を果たした。試合後の会見では「強い気持ちを持ち続け、子どもの頃からのアイドルを倒した。アイドルが今日ライバルに変わった」と語った。
>>錦織vsカレノ=ブスタ 1ポイント速報<<>>錦織ら全豪OP対戦表<<「うれしい。純粋に幸せ。とても感情的な瞬間だった。これは何か大きなものの始まりのようだった。楽しさもあった。幸せも感じた。肩の荷が下りたような大きな安堵感も感じた。あの瞬間は今後絶対に忘れないだろう。今日のマッチポイントは、これからの人生でずっとずっと心に残るものになるだろう」
20歳のチチパスはフェデラーに握られた12本のブレークチャンスをしのぎ、第3セットの第12ゲームでこの日初のブレークに成功してセットカウント2-1と勝利へ王手をかける。第4セットに入っても四大大会歴代最多20勝を誇る37歳のフェデラーに対して勝利への執念を貫き、3時間45分で勝利を手にした。
「彼(フェデラー)のハイライトをいくつか見た。YouTubeで。よくそれを見ながら分析していた。グランドスラムで彼を倒した試合の選手のハイライト。それは
R・ナダル(スペイン)や
N・ジョコビッチ(セルビア)ではなく、過去の全米オープンで彼を倒した他の選手のもの。自分のプレースタイルにとても似ている。どの選手かは言わないけど、数年前に彼を全米オープンで倒した選手。彼の戦い方は、いいお手本になった。今日はそれが役に立ったのは確かなこと」
「サービスがよかった。例えファーストサービスが入らなくても、セカンドサービスからもポイントを有利に始められた。彼のリターンでも最初から攻撃的になれたと思う。何とかミスをせずにいられたし、辛抱もできたし、彼にプレーをさせることもできた。そして彼からミスを引き出せた。ブレークポイントをセーブできた。とても精神的な戦いだった」
「ある瞬間は折れそうになったけど、そうはならなかった。なぜなら、そのポイントがどうしても欲しかったから。それをコートで示すことができた。明らかに、そして確実に精神的なタフさが大きく役立った。そのプレッシャーに負けていたら、全く違う試合になっていただろう」
準々決勝では、第22シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは4回戦で第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
「全豪オープンテニス」
2019シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープンテニス。全米女王に輝いた
大坂なおみ、そして
錦織圭が頂点を目指す!現地の感動と興奮を生中継でお伝えする!
【放送予定】
2019年1月14日(月・祝)~27日(日)連日生中継[第1日無料放送]
■詳細・放送スケジュールはこちら>【全豪オープン公式タオル発売】
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