男子テニス協会のATP公式サイトは20日、世界ランク9位の
錦織圭がランキングトップ10選手の中で2018年1番に輝いたデータがあることを報告した。
ATPが算出した2018年の統計によると、錦織は相手のサービスゲームをブレークした直後の自身のサービスゲームのキープ率が高まり、10選手の中でトップに立っていることが分かった。
錦織がサービスゲームをキープする確率は81.4%(784ゲーム中638ゲーム)と、トップ10の中で最も低いものだった。しかし、そのキープ率はブレークした直後に、5.9ポイント上昇して87.3%まで上昇する。この上昇率は他のどの選手にも見られなかった。
トップ10選手の中で8選手はブレークのあとのキープ率を上昇させたが、
R・フェデラー(スイス)と
K・アンダーソン(南アフリカ)だけがシーズンを通した平均よりブレークした直後のキープ率を上げられていなかった。
今シーズンを通してのキープ率よりブレーク直後のキープ率が高かった2番目の選手が
A・ズベレフ(ドイツ)で、3.6ポイントの上昇だった。ズベレフは先月、自身のテニス人生で最大のタイトルとなるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)で優勝を飾った。O2アリーナでの試合では、ブレークした直後の8ゲーム中7ゲームをキープする88%の確率だった。
世界ランク1位のジョコビッチは3.3ポイントの上昇率で3位だった。今シーズンの
N・ジョコビッチ(セルビア)の最後の優勝は、ロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で、その大会ではブレーク直後のキープ率が13ゲーム中13ゲームと100%だった。
以下は2018年シーズンの平均のキープ率とブレークした直後のキープ率
[左からATPランキング、選手名、ブレーク直後のキープ率、平均のキープ率、その差]
9位、錦織圭、87.3%、81.4%、
5.9ポイント
4位、A・ズベレフ、86.5%、82.9%、
3.6ポイント
1位、N・ジョコビッチ、90.5%、87.2%、
3.3ポイント
2位、
R・ナダル(スペイン)、89.6%、86.4%、
3.2ポイント
8位、
D・ティーム(オーストリア)、88.1%、85.2%、
2.9ポイント
10位、
J・イズナー(アメリカ)、96.0%、93.6%、
2.4ポイント
7位、
M・チリッチ(クロアチア)、89.1%、87.0%、
2.1ポイント
5位、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、87.9%、87.6%、
0.3ポイント
3位、R・フェデラー、88.6%、91.1%、
-2.5ポイント
6位、K・アンダーソン、82.4%、89.1%、
-6.7ポイント
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