男子テニスの深セン・オープン(中国/深セン、ハード、ATP250)は30日、シングルス決勝が行われ、世界ランク171位の
西岡良仁が同67位の
PH・エルベール(フランス)を7-5, 2-6, 6-4のフルセットで破り、ツアー初優勝を果たした。日本男子では
松岡修造、
錦織圭、
杉田祐一、
ダニエル太郎に次ぐ史上5人目の快挙を成し遂げた。
>>錦織vs杉田 1ポイント速報<<>>錦織ら楽天OP対戦表<<決勝戦、両者一進一退の攻防から第9ゲームで西岡が0-40と3本のブレークチャンスを握るも、このチャンスを逃す。その後、パッシングショットを決めるなどで優位に立った西岡は、ダブルスで通算13勝を誇るエルベールからミスを誘い出して第11・第12ゲームを連取し、第1セットを先取。
第2セットは第1ゲームで粘り強いプレーからポイントを獲得してブレークする。しかし、エルベールのショットが決まり始めると第3ゲームから6ゲーム連取を許してセットカウント1-1となる。
ファイナルセットも流れはエルベールに傾き、西岡は第2ゲームでブレークポイントを握られるピンチを迎える。だが、このゲームを何とかサービスキープすると、第5ゲームでブレークに成功。以降もエルベールの強打を振り切り、深セン・オープン制覇の頂点に立った。
今大会、西岡は予選2試合に勝利し本戦入り。1回戦で
D・クドラ(アメリカ)、2回戦で第6シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、準々決勝でC・ノーリー(英国)、準決勝で第5シードの
F・ベルダスコ(スペイン)を破り決勝へ駒を進めていた。
9月27日に23歳の誕生日を迎えた西岡は、昨年3月に世界ランク58位を記録するも膝の負傷でツアーを離脱。そして2017年末のATPチャレンジャーで復帰すると、5月の金泉チャレンジャー(韓国/金泉、ハード、ATPチャレンジャー)で優勝を飾っていた。
10月1日に開幕する楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、ハード、ATP500)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する西岡は、初戦で
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。
また、同日のダブルス決勝では
マクラクラン勉/ J・ソールズベリー(英国)組が
R・リンドステッド(スウェーデン)/
R・ラム(アメリカ)組を下して優勝を果たした。
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