男子プロテニス協会のATPは20日に公式サイトで、現在開催中のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で3連覇と11度目の優勝を狙う第1シードの
R・ナダル(スペイン)と元世界ランク1位で復帰に向けてリハビリ中の
A・マレー(イギリス)の友情秘話を明かした。
>>錦織vsナダル 1ポイント速報<<>>錦織らバルセロナ対戦表<<>>錦織バルセロナ初戦 1ポイント速報<<>>錦織らモンテカルロ対戦表<<31歳の王者ナダルは、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で膝の負傷から復帰するも、準々決勝を途中棄権。その後に再びツアーを離れ、4月上旬の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝 スペインvsドイツ(スペイン/バレンシア、レッドクレー)でシングルス2勝をあげて復帰した。
22日に行われたシングルス準決勝では、第4シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4、6-1のストレートで下して決勝進出。決勝では世界ランク36位の
錦織圭と対戦する。
準々決勝で第5シードの
D・ティーム(オーストリア)をストレートで下した後に、過去24度対戦したマレーと電話でどのような会話をしたかを聞かれたナダルは具体的な内容への言及は避けた。
「彼(マレー)にとってフェアではないし、自分も気持ち良くはないから、彼との会話の内容をみなさんに伝えたくはない。自分に有効だったことを彼に伝えた。もちろん、それでも彼には彼のチームがあり、彼自身が決断するところ」
しかし、今年に入りツアー2大会目を戦っているナダルはリハビリについて口を開いた。
「自分も同じような状況に陥ったことがある。毎日努力をしつつも、回復への明かりが見えない時はどれほどタフか、そしてどれほどストレスになるか分かっている。何かを試して、治療薬を試して、いつか良くなるものなのでは?」
「何か疑問があれば、お互い相談し合えるのはみんな分かっていると思う。僕らがライバルであることなどどうでもよい。自分にとってはテニスコートに入る前に友情がある。私が経験したようなけがや治療に疑問があるなら、自分の経験をいつでも喜んで伝えてあげたい」
「自分はけがの経験の全てにおいて、より良い経験をしている。どんな選手でも自分が受けたことや治療について聞かれたら、それがためになるかは分からないが自分の経験を伝えたい」
最後にナダルはマレーの復帰を願った。
「復帰するのは簡単なことではない。もしアンディが健康になったら、彼はきっと復帰して来るはず。長い休養期間のあとは、もしかしたら最初は勝てないかもしれない。でも彼はテニスのプレーの仕方は忘れないだろう。それは彼も、そしてみんな知っていること。彼が健康になれば、最も大切なもののために戦う状況にまた戻ってくるはず」
昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を最後に公式戦から遠ざかっているマレーは3月に、6月のリベマ・オープン(オランダ/ロスマーレン、芝、ATP250)へ初出場すると発表。「この大会とコートに関しては多くのいいことを聞いている。ウィンブルドンへの準備へ向け、僕にとって完璧だ」とコメントしていた。
錦織とナダルのシングルス決勝はコート・レーニア3世の第2試合に組まれ、日本時間22日の21時30分(現地22日の14時30分)以降に開始予定。
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【配信予定】
2018年4月15日(日)~4月22日(日)
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