男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝が行われた8日、男子テニスで元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)や女子テニスで元世界ランク1位の
A・モレスモ(フランス)が国際テニス連盟のITFを批判した。
ITFは2月に、大手投資グループであるKosmosと25年間30億ドル(約3,200億円)に及ぶパートナーシップ締結を発表。2019年シーズンからデビスカップ決勝戦が行われる週末にあたる11月に7日間かけて戦われるテニス・ワールドカップ・ファイナルズ開催を計画している。
デビスカップ ワールドグループ準々決勝のイタリアvsフランスやスペインvsドイツをTV観戦した元世界王者の2人は、ITFの計画に反対する意思をツイッターで表明した。
オーストラリア代表監督を務めるヒューイットは「ITF、あなたたちは本気か?あなたたちはホーム&アウェイ戦や、5セットマッチ、信じられない雰囲気を潰そうとしている。これが国を代表することの全てだ」と投稿。
女子テニスの国別対抗戦フェドカップ フランス代表の監督を務めたモレスモは「ITFはこのイベントの思い切った変革をどうして考えたりするんだ!各国での試合がないなんて想像できる???調整には賛成、形式の完全なる変更は反対!」と語気を強めた。
スペインのバレンシアで行われたスペインvsドイツは、2勝2敗で迎えた最終日のシングルス第2試合で、地元出身の
D・フェレール(スペイン)が
P・コールシュライバー(ドイツ)を7-6 (7-1), 3-6, 7-6 (7-4), 4-6, 7-5のフルセットで下し、劇的な勝利をおさめた。選手だけでなく会場中で歓喜の涙が流れる歴史的な試合となった。
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