テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)車いすの女子シングルスで準優勝を飾った世界ランク1位の
上地結衣は29日、tennis365.netの取材に応じ、全豪オープンを振り返った。
>>錦織 ダラスCH2回戦 1ポイント速報<<>>錦織らダラスCH対戦表<<この日、都内で行われた「エイボン女性年度賞2017」授賞式に登場し、「スポーツ賞」を授賞。式後に取材に応じた。
「シングルスは1回戦・準決勝と順調に勝ち上がったんですけど、終わってみて改めて振り返ってみると、どの試合を通しても硬かったなと思いました。」
全豪オープン時の上地
2連覇がかかる今大会、第1シードの上地は1回戦・準決勝ともにストレート勝ちをおさめたが、決勝では第2シードのD・デ=グロート(オランダ)に6-7 (6-8), 4-6で敗退。今回でデ=グロートに対して3連敗となった。
昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝でも勝利し、通算成績では11勝5敗と勝ち越しているデ=グロートについて「全米オープンで勝ったときは、彼女(デ=グロート)を精神的に追い詰めることができたから勝てたという手応えがありました。」
「(今回、デ=グロートは)私に対する戦い方をしっかり見つけてきたと思います。それに対して自分がプレーをしていくなかで、後手後手に回ってしまっているような感じでした。」とコメントした。
オーストラリアから帰国し、車いすの改良を試みることを明かした上地は「デ=グロート選手に3連敗しているので、次は負けられないという気持ちがあります。実際に試合をしてても、固いながらも他の選手には勝てているという部分があるので、今一番対策を練らないといけないのはデグロート選手に対してかと思います。」
「そうなると、一つ考えているのはスライスでもポイントを取っていけるようなショットをもう少し増やしていくべきなのかなと思います。帰りの飛行機のなかでコーチと話してました」と始まったばかりの2018年シーズンに向けての課題を話した。
また、同じく日本の
国枝慎吾は47歳のS・ウデ(フランス)との死闘を4-6, 6-1, 7-6 (7-3)の逆転で制して3年ぶり9度目の優勝を果たした。
国枝の試合を映像で観戦した上地は「すごいなというか、けがする前の国枝さんが戻ってきたというか。同じ会場にいるんですけど、自分もテレビで見ているような感覚だったのと同時に、すごく悔しかったですね。あの状況からでも覆せるのがすごいなと思いますし、自分もそうできたんじゃないかなという気持ちもありました」と心境を明かした。
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