男子テニスで復帰を目指す世界ランク22位の
錦織圭は、来季1月に行われる3大会へエントリーしている。
錦織は12月29日に28歳の誕生日を迎える。その2日後には出場を表明しているブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)が開幕。その後は翌週のアピア国際(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に参戦予定。
今年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で錦織は練習中に右手首を負傷し、年内全大会欠場を決断。以降は治療とトレーニングに励んでいる。
11月に帰国し、24日の会見では「(右手首のけがは)いつ治るかわからないので、なるべく焦らないようにしたい。1月のブリスベンを目指していますけど、2月・3月になるかもしれない。なるべく焦らず、しっかり治してからツアーへ戻りたい」と復帰へ慎重な姿勢を見せた。
ツアー離脱で世界ランキングは20位台へ後退したが、休養したことで「(プラスの部分は)たくさんあった。いい出会いもたくさんありましたし、けがをしないとヨーロッパに行ってリハビリという決断もできなかった」と話した。
それからも錦織はイベントなどに参加し、公の場で笑顔を見せていた。
また、コーチの
M・チャン(アメリカ)は9月29日に行われたイベントの際に「手術を選択しない動き。手術は最後の手段。急ぐことは絶対に避けたい。手首はぶり返すこともある」と明かしていた。
現在、錦織は公式アプリ「KEI NISHIKORI」に練習動画を投稿して来シーズンへ向け準備をしているが、エントリーしている3大会の出場は確定ではない。日本のみならず、世界中が錦織の復活を待っている。さらに
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(イギリス)、
S・ワウリンカ(スイス)らも錦織と同様に来季の復帰を目指す。
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