「日清食品 ドリームテニスARIAKE 2017」が、11月25日に、東京・有明コロシアムで開催され、
奈良くるみ、
大坂なおみ、
上地結衣、
チョン・ヒョン(韓国)、
M・チャン(アメリカ)、
ダニエル太郎、
内田海智、
中川直樹、
綿貫陽介、
伊達公子、
松岡修造が参加した。
2020年オリンピック/パラリンピックに向けての改修工事前の最後のイベントとなった。
イベントでは、奈良対大坂や、上地対伊達&松岡、綿貫対チャン、伊達&チャン対大坂&松岡などのエキシビションマッチが行われ、約1万人の観客は、約5時間半のドリームマッチを楽しんだ。
また、特別ゲストとして、
錦織圭も参加し、ダニエル/綿貫対内田/中川の男子ダブルスと、伊達/チャン対松岡/大坂のミックスダブルスの主審を務めた。錦織主審の珍ジャッジに、観客から笑いが起こる場面も見られた。
「すごく有意義な時間でした。僕自身楽しんで、できていることが一番いいことかなと思います。まずはたくさんの方が出てくれたことに感謝したいです。マイケルやチョンも海外から来てくれているので。最近は、世界中でどこでも震災が起こったり、戦争をしていたり、なかなか自分一人では止められないところがあります。少しでも、微力ながらも、みんなの助けになったり、楽しんでもらえたりしてもらえることは、生きている中でも、とても大事なことだと思う」(錦織)
なお、今回のチャリティーマッチの収益の一部は、東日本大震災への義援金として寄付される。
(文・写真/神 仁司)
プロフィール
神 仁司(こう ひとし)
ITWA国際テニスライター協会のメンバー。テニス専門誌の記者を経てフリーに。数々の海外大会を取材し、多数のテニス選手へのインタビュー取材をしている。国際テニスの殿堂の審査員。ラジオでは、スポーツコメンテーターも務める。著書に、「錦織 圭15-0」(実業之日本社)、「STEP 森田 あゆみ、トップへの階段」(出版芸術社)。
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