男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は14日、グループ・ボリス ベッカーのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に6-7 (6-8), 7-5, 1-6のフルセットで敗れた。
>>ATP最終戦 組み合わせ表<<>>ディミトロフvsゴファン 1ポイント速報<<フェデラーとは、今年1月のエキシビション国別対抗戦 ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)を合わせると6度目の対戦となったズベレフはこの日、第1セットをタイブレークの末に落とすも、続く第2セットでは接戦を制して取り返し、セットカウント1-1に持ち込む。しかし、フェデラーに先にブレークを許すと精彩を欠き、2時間12分で敗れた。
今回の結果により、両者の対戦成績は3勝3敗。(ホップマンカップ含む)ズベレフを下したフェデラーは、予選ラウンドロビン2勝目をあげ、準決勝進出を果たした。
「ホップマンカップを含めるともうロジャー(フェデラー)とは6回も対戦している。これで3勝3敗。彼は史上最高の選手。彼は相手のリズムを崩す方法をよく知っているし、そこから勝利を飾ろうとしている。」
「(第3セットで)彼はとても良いテニスをしてブレークした。あそこで集中が切れてしまった。それでも前向きになれる試合だった。彼が勝って準決勝進出も決めた。そんな彼と2セットは互角の戦いができた。今のレベルを維持できれば、週末まで戦い続けられるのではと思う。」
最後に「準決勝への可能性も残っている。確実にチャンスがある」と意気込みを語ったズベレフは、続く予選ラウンドロビン最終試合で第8シードの
J・ソック(アメリカ)と対戦。この試合の勝者が準決勝への切符を手にする。
今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
【グループ・ピート サンプラス】(1)
R・ナダル(スペイン) 0勝1敗
(4)
D・ティーム(オーストリア) 0勝1敗
(6)
G・ディミトロフ(ブルガリア) 1勝0敗
(7)
D・ゴファン(ベルギー) 1勝0敗
P・カレノ=ブスタ(スペイン) 0勝0敗
【グループ・ボリス ベッカー】(2)R・フェデラー 2勝0敗
(3)A・ズベレフ 1勝1敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝2敗
(8)J・ソック 1勝1敗
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