男子テニス協会のATPは20日、スペイン語版のツイッターを更新し、20歳で世界ランク11位の
A・ズベレフ(ドイツ)が元世界ランク1位の
J・C・フェレーロ(スペイン)をコーチとして迎え入れることを発表した。
37歳のフェレーロは現役時代、16大会でタイトルを獲得。2003年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初の優勝、同年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でも準優勝を飾った。その後は2012年10月のバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、ハード、ATP500)を最後に32歳で現役を引退。通算戦績は479勝262敗。
今年4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッド クレー、ATP500)では、自身が運営するアカデミーの生徒でもあった
P・カレノ=ブスタ(スペイン)とペアを組んでダブルスに出場し、約5年ぶりにコートに復帰した。
「RACE TO MILAN」(21歳以下最終戦出場ランキング)では現在トップを走っているズベレフは、これまでツアーで4度の優勝を誇る。今季は、5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を下してマスターズ初優勝を果たし、翌週の世界ランキングでは自身初のトップ10入りとなる10位を記録した。
フェレーロがズベレフのコーチとして帯同するのは、7月31日に開幕するシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)からとなっている。
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