男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は12日、グループ・ボリス ベッカーのシングルス予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第5シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-4, 3-6, 6-4のフルセットで破り、1勝をあげた。
>>ATP最終戦 組み合わせ表<<>>ナダルvsゴファン 1ポイント速報<<>>ティームvsディミトロフ 1ポイント速報<<「ここでの試合は初めてだから、ちょっと緊張していた。それは誰でも最初の時はそうだと思う。予選グループでの初勝利はもちろんとても嬉しい」と振り返ったズベレフはこの日、2時間5分に及ぶチリッチとの接戦を制して白星を飾った。
続けて、ATPファイナルズ初出場のズベレフは「コートへ入場する瞬間も他のスタジアムとは違う。観客も雰囲気も最高。試合前のショーもとても特別なものだった。初戦だったからとても緊張していた。試合に勝ててとても満足している」と語っていた。
また、11日まで行われていた21歳以下の最終戦 ネクスト・ジェネレーションATPファイナルズ(イタリア/ミラン、室内ハード)に出場予定だったが、Nitto ATPファイナルズに集中するために辞退していたズベレフ。初開催となったネクスト・ジェネレーションATPファイナルズは、
チョン・ヒョン(韓国)が予選から全勝でタイトルを獲得した。
「チームのみんなと誰が優勝するか予想していた。自分はチョンで、彼が全勝すると言った。そう言ったら本当にそうなって驚いている。とても素晴らしい大会だと思った。ATPは良い決断をしたと思う。観客も楽しんでいた。ほとんどの日が満席だった。それがあの大会が大成功だった証だし、どれほど若い選手が注目されているかの証明だと思う」
14日の予選ラウンドロビン2戦目では、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは同日の試合で第8シードの
J・ソック(アメリカ)をストレートで下して1勝をあげた。
20歳のズベレフは「彼(フェデラー)に勝ったことがある選手はみんなチャンスはあると思う。でも、彼がプレーするどの試合も彼が勝者候補。今年も彼とは何度か対戦した。ホップマンカップを含めると3回対戦している。どの試合も素晴らしい試合だった。またそんな試合になってくれることを願っている」と意気込みを語った。
今大会はグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
【グループ・ピート サンプラス】(1)
R・ナダル(スペイン)(4)
D・ティーム(オーストリア)(6)
G・ディミトロフ(ブルガリア)(7)
D・ゴファン(ベルギー)【グループ・ボリス ベッカー】(2)R・フェデラー 1勝0敗
(3)A・ズベレフ 1勝0敗
(5)M・チリッチ 0勝1敗
(8)J・ソック 0勝1敗
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