男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク55位の
チョン・ヒョン(韓国)に7-5, 6-3のストレートで勝利。この結果、ナダルは4年ぶり4度目の年間王者確定で、1973年にATP世界ランキングが創設されて以来初となる30代の年間ナンバーワン選手となった。
>>ナダルらパリ・マスターズ対戦表<<今大会のシード勢は1回戦免除のため、この試合が初戦となったナダルはこの日、チョンの的確なショットに押されて先にブレークを許すも、その後3度のブレークに成功して第1セットを先取。その後、第2セットでも接戦となったが、21歳の若手チョンを振り切り、勝利を手にした。
続く3回戦では、
P・クエバス(ウルグアイ)と対戦する。クエバスは、同日の2回戦で第15シードの
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を下しての勝ち上がり。
31歳のナダルは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む6大会でタイトルを獲得。
8月15日付の世界ランキングで、2014年7月以来 約3年ぶりに1位へ返り咲いた。
これまでナダルは、2008・2010・2013年に年間王者でシーズンを締めくくっており、今回で
N・ジョコビッチ(セルビア)、
I・レンドル(アメリカ)、
J・マッケンロー(アメリカ)に並ぶ4度目。
最多年間ナンバーワンは
P・サンプラス(アメリカ)の6度、次に
J・コナーズ(アメリカ)と
R・フェデラー(スイス)の5度となっている。
昨年は、
A・マレー(イギリス)が初の年間世界ランク1位を記録し、N・ジョコビッチの3年連続年間1位を阻止した。
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