男子テニスの上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は14日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)を7-5, 7-6 (7-3)のストレートで下して大会初優勝に王手をかけた。ナダルは、今回の勝利がキャリア通算勝利数871勝目となり、
A・アガシ(アメリカ)を抜いて単独の歴代6位に浮上した。
>>上海マスターズ対戦表<<>>フェデラーvsデルポ 1ポイント速報<<序盤から激しいストローク戦となったこの試合、ナダルは第10ゲームで3本のセットポイントを握られるも、これを死守。直後の第11ゲームで初のブレークに成功して第1セットを先取する。
続く第2セット、ミスを重ねたチリッチからポイントを先行したナダルが第2ゲームでブレークに成功する。その後も互いに譲らぬ展開となったが、ナダルがタイブレークをものにして8年ぶりの決勝進出を決めた。
決勝では、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第16シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
31歳のナダルは、上海マスターズ初出場の2009年に決勝へ進出。
N・ダビデンコ(ロシア)に敗れるも準優勝を果たした。
今年8月に世界ランク1位に返り咲いたナダルは、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で四大大会2勝目。前週のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)では、決勝で
N・キリオス(オーストラリア)を下して今季6勝目、キャリア通算75勝目を飾った。
一方、敗れたチリッチは大会初の決勝進出とはならなかった。


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