女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2017(東京/有明コロシアム、ハード、プレミア)は22日、シングルス準々決勝が行われ、3年ぶりのベスト4進出を果たした第7シードの
A・ケルバー(ドイツ)が会見で、世界ランク1位だった時の重圧や、現在のランキングについて言及した。
>>二宮組 準決勝 1ポイント速報<<>>東レPPO 対戦表<<「とてもいい試合だった。特に私にとってはいい試合で終えられた。もちろんプリスコバ選手はとても厳しい相手だったけど、なんとか私も私らしいテニスができて良い試合を作ることができたと思う」と振り返ったケルバーはこの日、第2シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)に7-6 (7-5), 7-5のストレートで勝利して準決勝へ駒を進めた。
「今日はハイレベルな試合で、(互いの)違いを探しても1つか2つくらいしかないのではないかと思う。第1セットのタイブレークは非常に重要なポイントだったし、第2セットの最後のゲームでブレークしたのが、最後のキーになって勝敗を分けたと思う。」
ケルバーは昨年、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では準優勝を飾るなど目覚しい結果を残し、同年9月には初の世界ランク1位を記録した。
しかし、今年は未だツアー優勝はなく、ランキングも14位まで落としているなど、不調なシーズンを送っている。
現状についてケルバーは「確かに昨年は素晴らしい1年間を過ごし、今年に入ってやや波があるが、今でも当然私は世界のトッププレイヤーを相手に充分戦える、渡り合えると思っている。一つ一つの試合でしっかりと自分らしさを出しながら戦っていけばいいと思うので、特に昨年のことにこだわるのはやめようと思う」とコメント。
続けて「今はいい試合をして勝利しようということに集中できている。ただ、やはり1位になったことで沢山のことを学んだ。プレッシャーをどのように自分の中で処理して対応していくかを学べたのは、自分にとっては大きなことだったと思う」と、世界のトップになったからこそ受けた重圧との付き合い方について語っていた。
続く準決勝で世界ランク23位の
A・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。パブリュチェンコワは、同日の準々決勝で
B・ストリツォワ(チェコ共和国)を逆転で下しての勝ち上がり。
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