男子テニスの国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本vsブラジル(日本/大阪、靱テニスセンター)は18日に行われたシングルス第1試合で世界ランク42位の
杉田祐一がエース対決を制し、29歳の誕生日を勝利で飾ると同時に日本のワールドグループ残留を決めた。
初日の15日、第1試合で杉田、第2試合で
添田豪が連勝し、日本はワールドグループ残留に王手をかけた。しかし、台風の影響で16・17日は中止となった。
迎えた18日、ダブルスに日本から
マクラクラン勉/
内山靖崇組が登場。
M・メロ(ブラジル)/
B・ソアレス(ブラジル)組に善戦も6-7 (2-7), 4-6, 2-6のストレートで敗れた。
その後、杉田は世界ランク114位の
T・モンテイロ(ブラジル)を6-3, 6-2, 6-3のストレートで退けた。
錦織圭、
ダニエル太郎、
西岡良仁が不在の中、杉田はシングルスで2勝をあげ、エースとしての大役を果たした。
今年は7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)でツアー初優勝を飾り、日本男子で
松岡修造、錦織に次ぐ史上3人目の快挙を達成。さらにウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で初勝利をあげるなど、飛躍のシーズンを送っている。
日本とブラジルの組み合わせは、以下の通り。
【15日】
・シングルス第1試合:杉田祐一 6-2, 7-5, 7-6 (7-5) G・クレザー
・シングルス第2試合:添田豪 3-6, 6-4, 6-3, 6-7 (1-7), 6-4 T・モンテイロ
【18日】
・ダブルス第1試合:マクラクラン勉/ 内山靖崇 6-7 (2-7), 4-6, 2-6 M・メロ/ B・ソアレス
・シングルス第1試合:杉田祐一 6-3, 6-2, 6-3 T・モンテイロ
デビスカップは、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行う。2日目にダブルス1試合、最終日は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利となる。
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