テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、第31シードの
F・ロペス(スペイン)を6-3, 6-3, 7-5のストレートで下し、2年ぶりのベスト16進出を果たした第3シードの
R・フェデラー(スイス)が試合後の会見で「特にプレッシャーは感じていない。ボトムハーフからは新しいグランドスラムのファイナリストが登場することが決まっている。それには興奮している」とコメントした。
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F・ティアフォー(アメリカ)との1回戦、
M・ユーズニー(ロシア)との2回戦で、共にファイナルセットにもつれる大接戦を制して3回戦に進出を果たした。
しかし、この日は終始試合の主導権を握り、1時間46分でストレート勝ちをおさめた。36歳のフェデラーは「セットカウント2ー0とリードして明らかに最高だった。そこから違いを感じた。全体的にもこれまでより良く感じた。良いエネルギーを感じられたことにも満足している。」
「なぜなら、それが最も心配なことだった。フルセットの試合を2試合終えて、ちょっとスローに感じていたし、なかなかエンジンをかけられずにいた」とここまでの戦いを振り返った。
これまでフェデラーは、アーサー・アッシュ・スタジアムで男子選手では2番目に多い77試合を戦い、69試合で勝利。歴代最高である90パーセントの勝率を誇る。
コートとの相性について問われると「数字のことは考えていないが、教えてもらえて良かった。ちょっと自信に繋がる。だが同時にそれを維持するのも難しいこと。このコートでプレーする機会をそこまで与えてもらえていることはただ嬉しい気持ち」と喜びを表した。
最後に、過去11連勝中の
P・コールシュライバー(ドイツ)との4回戦について「自分の問題に集中していたからか、他の試合はあまり見ていない。彼のことは良く知っている。何度も練習もしているし、何度も良い試合もしている。」
「彼はとても良い選手で、ボールに素晴らしい回転をかけるし、自分が大好きな最高のシングル・バックハンドを持っている。彼とは1回戦で対戦するより4回戦のほうが難しい。彼もきっと自信を高めているはずだし、これまでも良い勝ち上がりをしている。どんな試合になるかは、やってみなければ分からない」と話した。
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