テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク101位の
M・ユーズニー(ロシア)に大苦戦も2年ぶりの3回戦進出を果たした第3シードの
R・フェデラー(スイス)は、会見で「ちょっと疲れがあるかも知れないが大丈夫。もう何百回も経験している」と、貫禄を見せた。
>>全米OP対戦表<<今大会、フェデラーは1回戦で世界ランク70位の
F・ティアフォー(アメリカ)に4-6, 6-2, 6-1, 1-6, 6-4のフルセット、そして続く2回戦でも同101位のユーズニーに6-1, 6-7 (3-7), 4-6, 6-4, 6-2のフルセットと、ここまで苦しい戦いを強いられている。
疲労による心配はないか問われると「それはない。普段より疲れて3回戦へ進んでいるかも知れないが、問題はない。大会への準備が全く上手くできていなかった。早い段階で苦しむだろうと思っていた。今はテニスをすることをただ楽しみにしているだけ」と語っていた。
「ベストではないと感じている時、ブレークされたりセットを奪われたりすると、全く違う試合になってしまう。それでも何とか勝利を掴めたことには満足している。フィジカル面でも勝てたことは、明らかに良い気分だった」
また、痛めている腰の状態については「良くはない。1回戦よりは良くなっているから、それは嬉しく思っている」と明かしていた。
最後に「しっかりした準備ができずにいながらも、こうして勝てていることは前向きなことだと思う。ここから更に良くなるという自信がある」と語ったフェデラーは、続く3回戦で第31シードの
F・ロペス(スペイン)と対戦する。
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