28日に開幕するテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は26日、臀部の故障を理由に棄権すると発表した
A・マレー(英国)は会見で「大会で優勝するためにはまだ痛みが残り過ぎているし、優勝するためにここへ来ている。残念ながら今年はこの大会で戦うことが出来なくなってしまった」とコメントした。
>>全米OP男子対戦表<<>>杉田 全米OP初戦1ポイント速報<<今大会は、マレーの他にディフェンディングチャンピオンの
S・ワウリンカ(スイス)、昨年準優勝の
N・ジョコビッチ(セルビア)、世界ランク10位の
錦織圭、同11位の
M・ラオニッチ(カナダ)も欠場することを発表しており、世界ランキングのトップ20で5選手が不在となる異例の事態に見舞われた。
2012年以来2度目の優勝を狙っていたマレーは「数週間の休養とリハビリ、そして負荷を減らすことで全米オープンが開幕するまでに大丈夫な状態になっていることを願っていたが、そうはならなかった。」
「最善の方法は何かと何人もの専門家と話をすると、当然色んな意見や選択肢があるものだが、今となっては決断をしなければならない時期になってしまった」と苦渋の決断を下したことを明かした。
第2シードのマレーが棄権したことにより組み合わせは変更に。マレーの枠には2014年の全米オープンを制した第5シードの
M・チリッチ(クロアチア)、チリッチの枠には第17シードの
S・クエリー(アメリカ)が入った。
さらに、クエリーの枠には
P・コールシュライバー(ドイツ)が第33シードで入り、予選で敗退した
L・ラコ(スロバキア)がラッキールーザーで本戦入りとなった。
復帰時期については「それに関してはこれからの数日で決めなければならない。それはチームとしっかり話し合いを持って決めなければならないこと。数日ではっきりさせなければならないと思っている。」
「今年は多くのトップ選手が怪我で苦しんでいる。ロジャー(
R・フェデラー(スイス))やラファ(
R・ナダル(スペイン))も昨年はそうだった。出来るだけ早くコートへ戻りたいし、シーズンが終わるまでにそうしたいと今は願っている。試合を恋しく思っているし、出来るだけ早く戻れるようにしたい。しかし、正しい決断をする必要があるし、これから何日間はチームとしっかり話し合って決めたいと思っている」と述べた。
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