男子テニスで世界ランク4位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は26日に自身のフェイスブックで、右肘の負傷により長期休養を発表。8月28日からの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む2017年の全大会を欠場すると明かした。
ジョコビチッチはフェイスブックのライブ動画で「大きな決断を下した。2017年の残りの大会には出ない。沢山の医者や専門家に会って自分の怪我の状態を診てもらい、全員が共通で休むことが必要だと言った」と休養の理由を語った。
続けて「前向きに捉えていこうと思う。人生に起こることには全て理由があるはず。休養の時間を家族のため、自分の回復のために使う。数カ月はラケットなしの生活になる」と述べた。
「以前、これほど大きな出来事に直面することはなかった。それも新しい経験ができると捉えている。逆を言えば、これまで健康的に過ごせたことへ感謝したい。今後、数年間プレーを続けるための基盤を作るいい機会」
最後に「これまで自分と一緒にいてくれたファンの皆、家族やチームメイト、スポンサーに感謝している」と述べた。
今回の休養で全米オープンを欠場するジョコビッチは、2005年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)からの四大大会連続出場が51でストップ。
また今年は、2010年以来7年ぶりとなる四大大会無冠のシーズンとなった。
これまで圧倒的な強さを見せていたジョコビッチだが、昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制してからは不調に陥り、今年の全豪オープンでは2回戦で敗れる大波乱に見舞われた。
その後の全仏オープンは準々決勝で敗退し、2011年3月7日以来 約6年ぶりに世界ランキングで2位から転落。ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では準々決勝で右肘の痛みにより途中棄権していた。
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