テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は試合後の会見で、対戦した第1シードの
A・マレー(英国)を称賛した。
>>ナダルvsワウリンカ 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日、セットカウント1-2とリードされる中、最後は得意のバックハンドのダウン・ザ・ラインを決めて4時間34分の激闘に終止符を打ったワウリンカは「集中し続け、戦い続ける必要があった。第1セットも第3セットもチャンスはあった。劣勢に立たされても前向きな気持ちでいた。こうして活路を見出せて本当に嬉しい」と振り返った。
ワウリンカは第1セットの第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、マレーにブレークバックを許した。第3セットはゲームカウント3-0とリードするも、マレーのカウンターショットに苦しんだワウリンカは「試合の主導権を握っても、彼(マレー)は諦めずに向かってくる。信じられない守りを見せていた。だから彼は世界1位なんだ」と明かした。
「今日の試合は、精神的にタフだった。風があったから、自分の最高のテニスをするのは簡単ではなかった。それでも、コートでのプレーには満足している。例えポイントを失っても、攻撃的な姿勢を貫いた。戦い続け、前へ向かって進み続けた。試合を楽しんでいた」
決勝では、史上最多10度目の優勝を狙う第4シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは準決勝で、第6シードの
D・ティーム(オーストリア)をストレートで退けての勝ち上がり。
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