テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、第8シードの
錦織圭が世界ランク37位の
F・ベルダスコ(スペイン)を0-6, 6-4, 6-4, 6-0の逆転で下し、2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。準々決勝では、第1シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
>>錦織vsマレー1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この試合、1ゲームも奪えずに第1セットを落とした錦織は、第2セットに入ると第1ゲームでブレークに成功。続く第2ゲームではブレークバックされたが、第9ゲームで再びベルダスコのサービスゲームを破り、セットカウント1-1に追いつく。
第3セット、錦織は苦しみながらも第3ゲームで先にブレークに成功する。第6ゲームでブレークバックを許したが、直後の第7ゲームで再びベルダスコのサービスゲームを破ってこのセットを奪い、ベスト8進出に王手をかける。
第4セット、錦織が第1ゲームでまたも先にブレークに成功。徐々に本来のストロークを取り戻した錦織が、リードを守りきって接戦を制した。
準々決勝で対戦する王者マレーとは今回が11度目の対戦で、錦織の2勝8敗。昨年のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)予選ラウンドロビンでは逆転で敗れた。
世界ランク1位のマレーは、4回戦で世界ランク53位の
K・カチャノフ(ロシア)をストレートで下しての勝ち上がり。
錦織は3回戦で世界ランク67位の
チョン・ヒョン(韓国)との2日間におよぶ接戦を制して4回戦に駒を進めていた。
一方、敗れた33歳のベルダスコは、全仏オープン初のベスト8進出とはならなかった
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