テニス界の不正行為を防止するための組織 TIUは23日、昨年の全豪オープンジュニア(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)覇者のO・アンダーソン(オーストラリア)へ今年2月から暫定的に公式戦の出場停止処分を下していたが、刑事訴訟手続きが終了したため、正式な処罰を下すことを明かした。
>>錦織vsアンダーソン 1ポイント速報<<>>錦織らジュネーヴOP対戦表<<5月23日、オーストラリア・ヴィクトリア州のラトローブ・ヴァレー・マジストレーツ裁判所で八百長を働いたと認めたアンダーソンへ下された処分は、罰金500オーストラリア・ドル(約4万2000円)と、2年間にわたる品行方正な行いをする契約が言い渡された。
当時18歳のアンダーソンは主に下部大会に出場しており、昨年の全豪オープンジュニアの男子シングルスで優勝を果たしていた。
刑事訴訟手続きが終了したことにより、正式に処分を下すことが認可される。アンダーソンに対しては、八百長などを防止するために作られたテニス腐敗防止プログラムが主張した罪への処分となる。
暫定的な処分は、Tennis Integrity Unit(テニス腐敗防止組織)の調査が終了するまで続けられ、その後に独立した腐敗防止審理が執り行われる。
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