男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は21日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第16シードの
A・ズベレフ(ドイツ)に3-6, 4-6のストレートで敗れて2年ぶり5度目の優勝を逃し、マスターズ歴代最多の31勝目をあげることは出来なかった。
>>錦織ジュネーブ初戦 1ポイント速報<<>>錦織ら ジュネーヴOP対戦表<<準決勝では、好調のD・ティエムを一蹴し、復活の兆しを見せたジョコビッチだったが、この日は試合序盤から精彩を欠いた。ズベレフに7本のサービスエースを決められ、1度もブレークポイントを握ることが出来ず1時間21分で敗退となった。
29歳のジョコビッチは、2003年にプロ転向を果たしてからマスターズで30度のタイトルを獲得。単独でマスターズ歴代最多優勝記録を保持していたが、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で
R・ナダル(スペイン)が優勝を飾ったことにより、30勝のマスターズ歴代最多優勝記録に並ばれていた。
BNLイタリア国際には今年で11年連続の出場で、過去には4度のタイトルを獲得している。今年で4年連続の決勝進出だったが、惜しくもタイトル獲得とはならなかった。
また、決勝後の記者会見では四大大会で8度の優勝を誇る元世界ランク1位の
A・アガシ(アメリカ)を新コーチとして招き入れたことを発表。28日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)から帯同することを明かした。
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