男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は30日、シングルス決勝が行われ、第4シードのD・ティエムは第3シードの
R・ナダル(スペイン)に4-6, 1-6のストレートで敗れて大会初優勝とはならなかったが、スーパープレーを見せて観客を沸かせた。
決勝戦、一進一退の攻防が続いた第1セット、第5ゲームで激しいラリー戦からティエムはロブを上げたがナダルに強烈なスマッシュを打たれ、ポイントが決まったと思われた。
しかし、ティエムはその強打を返球するスーパープレーを披露。その後、ネットでの攻防を制してポイントを獲得し、観客は大いに盛り上がった。
結果的にナダルのサービスゲームを1度もブレーク出来なかったティエムは、1時間30分で力尽きた。
23歳のティエムは、今年2月のリオ・ オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)で優勝。今大会の準決勝では第1シードの
A・マレー(英国)を破り、決勝へ駒を進めていた。
また、優勝のナダルは2連覇と10度目のバルセロナ・オープン制覇となった。同一大会で10度目の優勝は、前週のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)に続き2大会目。
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