男子テニスツアーのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は、大会公式サイトにて3月27日に「大会の安全性について」という声明を発表。昨今の欧州でのテロ事件に関連して、会場に足を運ぶ観客に向けて注意を促した。
>>モンテカルロ対戦表<<モナコはフランス南部の海岸(コート・ダジュール)に位置する国であることから、隣国のテロへの警戒はモナコにも関係する。
フランスでは2015年1月及び11月に首都パリ市内及び近郊で連続テロ事件が発生。11月の連続テロ事件では、サッカーの国際親善試合フランス対ドイツが開催中だった国立競技場スタッド・ドゥ・フランスが標的の1つとなっており、何万人もの観客が集まるスポーツの大会会場もテロ標的の例外ではないことが示された。
その後もフランスをはじめ、欧州各国でテロ事件は相次いでおり、警戒は続いている。
今回のモンテカルロでも多くの大会と同様、手荷物チェックなどの入場時の検査が義務付けられる。
テロの危険が迫る前に比べて入場に時間がかかることから、大会側は観客へ早い時間での入場、最小限の荷物の持ち込み、持ち込み禁止物の確認を喚起している。
大会の安全かつ円滑な運営には観客の協力が必要であり、今後の世界中の大会でも同じことが求められる。
現在、モンテカルロ・ロレックス・マスターズでは予選が開催されており、日本勢からは
ダニエル太郎と
杉田祐一が出場。杉田は予選決勝へ駒を進めるも、ダニエル太郎は予選1回戦で敗れた。
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