男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017(日本/神奈川県、ハード、ATPチャレンジャー)は28日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカードで出場の
上杉海斗が前週の島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)でチャレンジャー初優勝を飾った世界ランク186位の
内山靖崇を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破る金星をあげ、2回戦進出を果たした。
第1セット、上杉はサーブ・アンド・ボレーなどの積極的な攻撃で1ブレークに成功し、このセットを先取。
続く第2セットは1ゲームしか奪うことができず落としたが、ファイナルセットでは得意のフォアハンドを軸にポイントを先行し、2度のブレークに成功して1時間44分で勝利した。
内山靖崇
2回戦では、第6シードの
R・ベーメルマンス(ベルギー)と対戦する。ベーメルマンスは1回戦で世界ランク277位のL・ハリス(南アフリカ)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
現在、慶應義塾大学テニス部の主将を務める上杉は、昨年の春の関東学生トーナメント決勝で同部の逸崎凱人を下してタイトルを獲得。
全日本学生テニス選手権大会(インカレ)では、早稲田大学の
小林雅哉に敗れてベスト4。12月の全日本学生室内テニス選手権大会(インカレ室内)では、中央大学1年で清風高校の後輩でもある
望月勇希を破り、自身初となる全国でのシングルスのタイトルを獲得した。
国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対フランス(日本/東京、ハード)で
PH・エルベール(フランス)に勝利し、前週の第53回 島津全日本室内テニス選手権大会(日本/京都、室内カーペット、ATPチャレンジャー)で優勝を飾るなど好調の内山だったが、惜しくも初戦敗退となった。
この日、その他の日本勢は予選勝者の
仁木拓人が2回戦進出を果たしたが、ワイルドカードで出場の
志賀正人と
綿貫陽介は初戦敗退となった。
2015年の慶應チャレンジャーは、
ダニエル太郎が
添田豪を逆転で下し、大会初優勝を飾った。
また、慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017は、今回より新たに女子ITF25,000ドルの大会も開催される。女子本戦は2017年3月6日(月)-12日(日)にかけて行われる予定。
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