テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日に行われた男子シングルス準決勝で第9シードの
R・ナダル(スペイン)に惜敗し、四大大会初の決勝進出を逃した第15シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)は、試合後の会見で「彼(ナダル)が勝利に値する。ラファ(ナダル)と対戦して、最高の経験が出来た。今日の試合で、彼がなぜラファなのかを示していた」と語った。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この日、ディミトロフは元世界ランク1位のナダルに劣らない最高のプレーを披露。しかし、ファイナルセットの第9ゲームで0-30とリードをされると、その後は挽回出来ずブレークを許す。第10ゲームでは2本のマッチポイントをしのぐ粘りを見せたが、4時間56分で力尽きた。
ディミトロフは「彼(ナダル)と、あのような試合が出来たことを誇りに思う。自分が良い方向へ向かっていて、正しい道を歩んでいるという証にもなった。1つ言えるのは、全てをコートに出し尽くした。これからは少しゆっくりして、それからまた練習をしたい」と手応えを感じていた。
「もちろん落胆している。でも落ち込み過ぎたりはしたくない。なぜなら、今日はまだ2度目のグランドスラム準決勝だった。これを良い経験にして、前向きにとらえたい。自分自身へ自信を持ちたい」
2014年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 四大大会で2度目の4強入りを果たしたディミトロフは、当時と比べて「あれほど緊張はしなかった。ウィンブルドンの時は最初の1セット半くらいまで、とても緊張していた」と述べた。
決勝へ駒を進めたナダルは2009年以来8年ぶりの優勝をかけて、第17シードの
R・フェデラー(スイス)と激突する。
両者は今回が通算35度目の対戦で、ナダルの23勝11敗。四大大会の決勝で対戦するのは2011年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来 約6年ぶり。
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