テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
A・マレー(英国)を7-5, 5-7, 6-2, 6-4で破る大金星をあげた同50位の
M・ズベレフ(ドイツ)が、試合後のオンコートインタビューで「興奮している。なんとか成し遂げられた」と喜びを語った。
>>錦織vsフェデラー 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この日、過去に5度決勝へ進出している王者マレーを、得意のサーブ・アンド・ボレーと粘り強いテニスで破ったズベレフは「サービスが良かった。驚いている」と興奮冷めやらぬ様子で話した。
また、第4セットの第9ゲームでスマッシュをミスした場面について聞かれると「母の顔を見てリラックスした。みんなが僕をサポートしてくれた。弟の
A・ズベレフ(ドイツ)は、刺激を与えてくれる」と家族への感謝の気持ちを述べた。
四大大会初の準々決勝では、第5シードの
錦織圭と第17シードの
R・フェデラー(スイス)の勝者と対戦する。
ズベレフは「(対戦の可能性がある)フェデラーはアイドルだから、対戦するのは夢だった」と語った。
29歳のズベレフはツアー優勝こそないが、昨年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)では
S・ワウリンカ(スイス)を破る番狂わせを起こした。世界ランキングの自己最高は2009年の45位。
一方のマレーは、2009年の全豪オープンで
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れて以来となる4回戦敗退となった。
今大会は3連覇と7度目の優勝を狙っていた第2シードのジョコビッチが2回戦で世界ランク117位の
D・イストミン(ウズベキスタン)に敗れた。
昨年のファイナリストである世界1位のマレーと2位のジョコビッチの2選手が、ベスト8を前に姿を消す大波乱となった。
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